朝日新聞奈良版　　2010年04月17日より

８店　きょう開店

2010年04月17日

　☆☆もちいどの夢ＣＵＢＥ２期目☆☆

　奈良市の奈良もちいどのセンター街が、新規創業者を支援する「もちいどの夢ＣＵＢＥ（キューブ）」の２期目が１７日、オープンする。若手起業家による雑貨店やカフェ８店が新たに開店。同センター街協同組合は「商店街のさらなる活性化につながれば」と期待する。

　夢ＣＵＢＥは、センター街活性化のため、閉店したパチンコ店の跡地約２５０平方メートルを協同組合が買い取り、公募で決まった１０店舗で２００７年春にオープンした。ガラス張りの箱状に区切られた店舗に珍しい雑貨店などが入居し、センター街の通行量は開店前に比べ、１・３倍ほど増えたという。１期目のうち６店舗は独立し、市内で店を開いている。

　２期目の店舗は昨年１０〜１２月に募集。県内外から２０店の応募があり、書類と面接審査で選ばれた。１店舗の面積は約１０〜２０平方メートルで、賃料は２万７千円〜５万４千円（共益費と保証金別）。契約期間は３年以内。

　店主らは２０〜３０代の若い世代が中心で、全員出店は初めて。手作りの布小物など雑貨を販売する「スパーク」の八木崇哉さん（３９）は「大手にはまねできない、温かみのある手作りの商品を提供していければ」と意気込む。

　協同組合の松森重博理事長は「既存の店と新しい店が手を組んで、商店街を盛り上げていってほしい」という。１７〜２５日は誕生祭として、１００〜１万円の買い物券などが当たる抽選会もある。問い合わせは同センター街事務所（０７４２・２２・２１６４）へ。